梅田 脳・脊髄・神経クリニックのMRI検査・脳ドック

MRI(磁気共鳴画像)検査は、強力な磁石と電磁波を用いて、体内の詳細な画像を非侵襲的に得ることができます。レントゲン撮影では診断の難しい脳や神経系の疾患の診断に優れているうえ、放射線(X線)を使用しないため、体への負担が少ないという特徴もあります。
大阪市北区の梅田 脳・脊髄・神経クリニックでは、3テスラMRI装置を導入し、大病院並みの高精度MRI検査をご提供しています。症状に対する精密検査のほか、疾病予防のための脳ドックにも適宜活用しており、脳卒中や認知症などの重大な脳・脊髄・神経疾患の早期発見と早期治療を目指します。
当クリニックのMRI検査・脳ドックの特徴
- 高性能3テスラMRI:大学病院レベルの精密な画像診断が可能
- 専門医(脳ドック学会理事)による読影:豊富な経験を持つ脳神経外科医による詳細な診断と解説
- 快適な検査環境:明るく開放的な検査室。検査室内では動画視聴も可能
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MRI検査・脳ドックでわかること
現在および過去の脳疾患の発見
MRI検査は、直近の脳梗塞や脳出血、さらに過去の無症候性脳疾患の痕跡も検出可能です。症状がなくても隠れた脳の問題を発見でき、将来の脳疾患リスク評価や予防に役立ちます。
急性期脳卒中の診断と迅速な対応
MRI検査で急性期脳卒中が見つかった場合は、迅速な対応が可能になります。適切な医療機関への紹介を行うことで専門的治療を素早く受けられ、深刻な後遺症のリスクを軽減できます。
継続的な経過観察
脳動脈瘤や脳梗塞、脳出血の既往歴がある場合、経過観察の適応の患者さまに対しては定期的なMRI検査で進行状況を追跡します。特に未破裂脳動脈瘤をお持ちで、クモ膜下出血の既往歴、家族歴がある方は発症(再発)リスクが高いため、6か月~1年毎のMRA(MRIで行う脳血管検査)定期検査が重要です。
MRI検査で分かる主な疾患
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)
- 脳腫瘍
- 多発性硬化症
- 脳動脈瘤
- 脳動静脈奇形
- 認知症(アルツハイマー病など)
- 正常圧水頭症
- 脊椎・脊髄由来の疾患(ご希望の方にはoption で頚髄MRI/腰椎MRIを行います)
脊椎・脊髄由来の疾患(ご希望の方にはoption で頚髄MRI/腰椎MRIを行います)
MRI検査とCT検査の違い
外部からは分からない、体内の画像を得るための検査方法には、MRI検査以外にCT検査という選択肢があります。一見似ているように見えても、それぞれの原理と適用範囲は大きく異なりますので、的確な使い分けが重要です。詳しくはこちらをご覧ください。
脳ドックについて

脳ドックは、脳の健康状態を詳細に調べるための検査で、脳卒中や認知症など、重大な脳疾患の予防と早期発見を目的としています。脳は思考、感情、記憶、運動を司る重要な器官ですが、加齢や生活習慣により様々な疾患のリスクがあります。しかし、これらは発症・進行するまで自覚症状として現れにくいため、MRI検査や頸動脈エコーなどの高度な画像診断技術を用いて、脳の血管や組織の状態を綿密に評価します。これにより、症状が現れる前に潜在的な問題を発見し、適切な予防策や治療法を提案することができます。
検査内容
MRI検査
磁石と電磁波を利用し、脳の構造(MRI)や血管の状態(MRA)を詳細に評価します。
※オプション検査として、脊椎・脊髄の検査も可能です。詳しくはこちらをご覧ください
MRA検査
MRA検査の仕組みはMRIと同様ですが、こちらでは特に血管に注目し、血管の細くなっている箇所や血管のつまり、動脈瘤、血管奇形などの異常の有無を調べます。
認知機能検査
VSRAD(MRIによる海馬萎縮度測定)や長谷川式簡易知能評価スケールなどを用いて、認知機能を評価します。
血液検査
動脈硬化のリスク因子(糖尿病、高脂血症)や、認知症に関連する可能性のある内科的疾患をチェックします。
神経学的診察(診察)
専門医が直接診察を行い、微細な神経学的異常を評価します。主に頭痛やめまい、痺れなどの自覚症状の有無をチェックします。
頸動脈エコー
頸動脈の動脈硬化(内膜の肥厚)やプラークの存在は、脳卒中のリスクを高めてしまいます。エコー(超音波)によって首の動脈の状態を調べ、動脈硬化の程度やプラークの有無を評価します。