⾳が聞こえにくい,耳鳴りがする

⾳が聞こえにくい,耳鳴りがする

音の聞こえにくさ、耳鳴と脳の関係

音の聞こえにくさと脳の関係

音が聞こえる過程は複雑で、耳と脳の協調作用によって成り立っています。外耳から入った音波は、耳の中にある鼓膜を振動させ、さらに内側にある蝸牛に伝わります。蝸牛内では音の振動が電気信号に変換され、この信号が聴神経を通じて脳幹、さらに大脳皮質の聴覚野へと伝達されます。脳がこの信号を処理し、解釈することで、私たちは音を認識し理解できるのです。 多くの「耳鳴」は蝸牛の失調によるものですが、聴神経や脳の病気で生じることもあります。

それから「音が聞こえない」と感じた際、まず耳の病気を疑ったり、年のせいかと思います。しかし、耳からの情報を脳に伝える聴神経や、脳自体に腫瘍などの病気がある場合があります。除外診断も含めて、脳MRI検査を受けることをお勧めします。

こんな時はご相談ください

  • 会話が聞き取りにくい
  • テレビの音量を上げるようになった
  • 騒がしい場所で特に聞き取りづらい
  • 片方の耳だけが聞こえにくい
  • 耳鳴りがする
  • めまいを伴う
  • 音が歪んで聞こえる
  • 頭痛がする
  • 顔の痺れや麻痺がある
  • など

音が聞こえにくい際に考えられる疾患

音が聞こえにくい際に考えられる疾患

軽度な難聴や耳鳴りは自覚しにくいため、発見が遅れることもしばしばです。症状をはっきり自覚するころには、腫瘍による脳の圧迫が進行していることが多く、頭痛やめまい、感覚障害などが伴っていることも珍しくありません。

軽度な症状であっても、耳鼻科で長く診てもらっていても治らないとき、原因不明と診断された場合は、脳や神経の異常を疑ってもよいでしょう。その際は、3テスラMRIによる高精度検査が可能な、梅田 脳・脊髄・神経クリニックへご相談ください。

脳腫瘍

脳腫瘍は、脳やその周辺組織に生じた腫瘍の総称です。。聴神経そのものに腫瘍、あるいは聴覚に関わる脳の部位、側頭葉、脳幹、小脳や聴神経の近くに腫瘍が発生すると、音が聞こえにくい、片耳が聞こえないなどの聴力低下が生じることがあります。症状がわずかだと自覚しにくいため、発見が遅れることも多々あります。

症状は腫瘍の位置や大きさによって異なりますが、聴力低下以外にも頭痛、めまい、平衡感覚の障害、顔面の痺れや麻痺などを伴うことがあります。

聴神経腫瘍(聴神経鞘腫)

聴神経腫瘍は、聴神経を覆う鞘(シュワン細胞)から発生する腫瘍です。初期症状として、片側性の難聴と耳鳴り、めまいなどがありますが、聴力低下は徐々に進行するため、気づくのが遅れることもしばしばです。小さなものでも、当院の高解像度3テスラMRIでは発見できます。

腫瘍が大きくなると顔面麻痺などの症状が加わるほか、さらに進行すると脳幹を圧迫して歩行障害や嚥下障害(物の飲み込みにくさ)などの症状が現れることもあります。早期発見による外科的治療や定位放射線治療が有用です。

硬膜脳動静脈奇形(瘻)

脳の表面を覆う硬膜の栄養動脈が、硬膜の中の太い静脈と先天的、あるいは後天的につながってしまう病気です。耳の近くを流れると、拍動性の耳鳴が生じるようになり、発見されることがあります。診断には、高解像度3テスラMRIで行う脳血管検査(MRA)が有用です。

自然に消退する場合もありますが、カテーテルによる脳血管内治療が有効です。頭痛を伴うことも少なくありません。稀ですが、脳出血や脳浮腫を生じることがあります。

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