腰椎分離すべり症

腰椎分離すべり症

こんな症状はありませんか?

  • 腰痛(特に腰を反らすと痛みが強くなる)
  • 立ち上がる時や歩行時の腰の痛み
  • 長時間歩くと足に痛みや痺れが出る(間欠性跛行)
  • 足の脱力感
  • お尻や太ももの痛み、痺れ
  • スポーツ活動中や直後の腰痛
  • など

腰椎分離すべり症とは?

腰椎分離すべり症とは?

腰椎分離すべり症は、腰に負担がかかる動作が長期間繰り返されると、腰椎の一部(椎弓)に疲労骨折(分離)が生じることがあります(腰椎分離症)。この状態が椎間関節の不安定性が増し、すべり症を伴うようになります。
10代から20代の若年層、スポーツをされている方に多く見られます。適切な治療を行わないと腰痛の慢性化や神経症状の出現や悪化につながる可能性があります。

腰椎分離すべり症の原因

腰椎分離すべり症の原因は、腰への過度な負担蓄積です。腰を反らす、捻る、跳躍動作などの繰り返しによって、腰椎への負荷が続くことで分離が進みます。骨が成長過程の10代で激しいスポーツをされている方に多く、特にスポーツ選手だと発症率が高くなります。

  • 腰椎への過度な負荷(繰り返しの動作、激しいスポーツ)

腰椎変性すべり症との違い

腰椎のずれによって起こる疾患には、もう一つ、「腰椎変性すべり症」があります。腰椎分離すべり症は、若年層に多い一方で、腰椎変性すべり症は中高年以上に多いという特徴があります。詳しくはこちらをご覧ください。

腰椎変性すべり症の原因

  • 加齢による椎間板の変性、靭帯の弛緩による腰椎の不安定化
  • 女性ホルモンの減少(閉経後の女性に多い)
  • 遺伝的要因(骨格の形態異常)
  • など

腰椎分離すべり症の検査

腰椎分離すべり症の診断は、まずレントゲンやCT検査による、椎弓の骨折の評価とすべり症の評価を行い、MRI検査によって神経圧迫の有無を調べます。

X線(レントゲン)検査

立位での正面像と側面像、および前屈位と後屈位の動態撮影を行い、腰椎の分離やすべりの程度、不安定性を評価します。

MRI検査

MRI検査は、レントゲンやCTでは捉えられない神経への圧迫の程度や周囲組織の状態を詳細に評価します。神経症状を伴う場合には適切な治療方針の決定に不可欠な検査と言えるでしょう。MRI検査では主に以下の要素を評価します。

  • 脊柱管の狭窄の程度
  • 神経根の圧迫状態
  • 椎間板の変性度
  • 分離部周囲の浮腫
  • 椎体や椎間関節の状態
  • など

CT検査

レントゲン検査では描出できないような、椎弓骨折の有無、骨の状態をより詳細に観察し、さらに椎間関節の骨変性をより詳細に評価します。

腰椎分離すべり症の治療

分離症やすべり症の腰痛の多くは、日常生活に差し支えるほどの強い痛みはないケースがほとんどで、まず安静と鎮痛剤による保存療法による治療を試みます。神経症状を生じるようになったり、日常生活にまで支障をきたすような重症例では手術を検討します。

上述したような症状でお悩みの方、特にスポーツ活動中や直後に腰痛を感じておられる方は、お気軽に当クリニックにご相談ください。MRI検査による詳細な診断と、症状に応じた適切な治療方針のご提案を行い、患者様の生活の質の向上と、スポーツ活動への早期復帰に貢献いたします。

保存療法

  • 安静:スポーツを止め、短期間の安静によって腰部への負担を抑えます。
  • 理学療法:ストレッチ、筋力トレーニングなどを行い、症状を和らげます。
  • 装具療法:コルセットを装着して腰椎の不安定性を軽減し、症状を和らげます。
  • 薬物療法:消炎鎮痛剤や筋弛緩剤などを使用します。
  • 神経ブロック注射:症状が強い場合に考慮します。
  • など

手術療法

保存療法でも日常生活での支障が長く継続する場合や、重度の神経症状がある場合には手術を検討します。可能な限り低侵襲な方法で行いますが、スポーツ活動への影響も少なからず生じますので、適応の判断は慎重にすることが肝要です。

顕微鏡下腰椎固定術

顕微鏡下に分離症を生じている部位の腰椎を固定します。分離により不安点性を生じている椎体の間にチタン製のケージを挿入して椎体間を固定、さらにスクリュウーを挿入した椎弓同士をロッドで連結して椎弓間を固定します。

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