こんな症状はありませんか？
- 足や足先の痺れ、痛み（ピリピリ感）
- 足の脱力感や筋力低下
- 歩行時にふらつく
- 長時間歩くと症状が悪化する
- 足の冷感や熱感
- 足の感覚が鈍い
- 立った姿勢を維持できない
- 足を上げにくい（つまずきやすい）
- 足の痺れが夜間に悪化する
- 特定の姿勢で症状が悪化する
など
足の痺れ・痛みから考えられる疾患
脳や脊椎に生じた疾患は、足の痺れや痛みとして現れることもあります。症状が長引いていたり、急に現れたりした場合には、大阪市北区の梅田 脳・脊髄・神経クリニックへお気軽にご相談ください。神経の専門的診察を行い、３Ｔ高解像度ＭＲＩ検査を行って適確な診断と治療方針を示します。
脳卒中（脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血）
脳卒中は、脳の血管が詰まったり（脳梗塞）、破れたり（脳出血・クモ膜下出血）することで起こる急性の脳障害です。突然の足の痺れや麻痺、歩行障害をはじめとした様々な神経症状や、意識障害などを伴います。出血の場合は頭痛を伴います。発症後の処置が遅れると重篤な後遺症を残したり、最悪の場合は命を落としたりすることもあります。
脳腫瘍
脳腫瘍は、脳や脳を覆う組織に生じた頭蓋内腫瘍の総称です。腫瘍が脳組織を圧迫することで、腫瘍の位置や大きさに応じた様々な症状を引き起こします。足の症状としては痺れや麻痺、痙攣、歩行障害などが挙げられ、進行すると思うように動作ができなくなり、日常生活に支障が出ることもあります。
多発性硬化症
多発性硬化症は、脳・脊髄の神経線維の髄鞘が損傷される自己免疫疾患です。症状は多様で、足の症状としては足の痺れや脱力、平衡感覚の喪失などが挙げられます。症状は再発と寛解を繰り返すことが特徴で、時間や部位を変えて症状が出現します。視力障害や感覚異常など、他の神経症状を伴うこともあります。
頸椎症
頸椎症は、加齢に伴う頸椎の変性疾患です。頸椎の骨や軟骨、靭帯の変性により、神経根や脊髄が圧迫されて症状が現れます。脊髄が圧迫されると（頸椎症性脊髄症）、足の痺れや痛み、歩行障害などの下肢症状が起こることがあります。
腰椎脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、脊柱管（神経の通り道）が狭くなり、神経組織が圧迫される疾患です。腰椎が最も多く、足の痺れや痛み、間欠性跛行（長時間歩くとそれ以上の歩行が困難になるほど症状が強くなり、休むと回復する）などがあります。進行すると、膀胱直腸障害を伴うこともあります。
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、背椎骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板が後方に突出して、神経根を圧迫する疾患です。頸椎と腰椎で好発し、腰椎で発症した際の主な症状として、腰痛、足の痺れや痛み、筋力低下などが挙げられます。症状は特定の姿勢や動作で悪化することが特徴で、咳やくしゃみなどで急激に発症したり、その衝撃で痛みが増強することもあります。
脊椎・脊髄腫瘍
脊椎・脊髄腫瘍には原発性（脊椎から直接発生）と転移性（他の部位のがんが転移）があり、症状は腫瘍の位置や大きさによって異なります。特に腰椎部に腫瘍が生じると、持続的な腰・背部痛、足の痺れや痛み、筋力低下などの症状が現れます。多くは良性ですが悪性腫瘍（転移性）場合狩り、迅速かつ正確な診断が必要となります。
水頭症（正常圧水頭症）
脳内に満ちた髄液の循環障害により、過剰となった髄液が脳を圧迫する疾患を水頭症と言います。主な症状として、歩行障害、認知機能障害、排尿障害の3つがあり、腰部脊柱管狭窄症合併などで足の痺れを伴うこともあります。治療できる病気です。