脊椎・脊髄のMRI検査

脊椎・脊髄のMRI検査

脊椎・脊髄のMRI検査

脊椎・脊髄のMRI検査

MRI検査に「脳の異常を調べる検査」というイメージを持たれている方も多いですが、全身様々な部位への適用が可能です。特に脊椎(背骨)の骨構造、椎間板、靭帯、脊髄、神経根などの軟部組織を精細に描出できるため、これらの異常による神経症状(痛みや痺れなど)の確定診断にも有効な場面があります。

当クリニックのMRI検査・脳ドックの特徴

  • 高性能3テスラMRI:大学病院レベルの精密な画像診断が可能
  • 専門医による読影:検査データは豊富な手術治療経験を持つ脳神経外科医が的確に読影
  • 快適な検査環境:明るく開放的な検査室。室内では動画視聴も可能ですが、頸椎、腰椎MRIの場合は頭部顔面は検査器の外にでますので、多くは不要です。
  • 当日検査対応:急な症状にも迅速に対応(状況により後日予約の場合あり)

詳しくはこちらをご覧ください

脊椎・脊髄のMRI検査でわかること

  • 椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などによる神経圧迫の有無と程度
  • 脊髄の圧迫や変性の状態
  • 脊椎の骨折や腫瘍の有無
  • 靭帯の肥厚や骨化の程度
  • 椎体のアライメント異常(すべりや側弯など)
  • 脊髄内部の異常(腫瘍、空洞症など)
  • 椎間関節や椎間板の変性度合い
  • など

長引く首・腰・手足の痛みにお悩みの方へ

長引く首・腰・手足の痛みにお悩みの方へ

首、肩、腰、手足の痛み(神経痛)や感覚異常を感じた場合、整形外科を受診され、レントゲン検査のみで診断され、投薬や理学療法を受けている方が多いと思います。症状が軽微な場合は、これらの頸や腰の病気は自然に治ることも多いので、その後経過観察でよいかと思います。しかしながら、症状が強く、進行あるいは長く継続する場合は、MRI検査による精密検査でないと正確な診断ができていないものも存在します。

「整形外科等でレントゲンのみで長く治療を続けているものの、一向に症状が改善しない」という場合は、一度当クリニックでのMRI検査と適確な診断と治療方針の再考をおすすめいたします。

オプション検査としての脊椎・脊髄のMRI検査

当クリニックでは脳ドックのオプション検査として、脊椎・脊髄のMRI検査も実施しています。ご希望の方はお気軽にご相談ください。

MRI検査で分かる主な疾患

頸椎症

加齢などの要因により、頸椎に変性が起こることで神経圧迫症状を引き起こす疾患です。首や肩の痛み、腕や、手の痺れ、痛み、上肢の筋力低下などの症状が特徴です。時に脊髄にも影響及び、下肢しびれや歩行障害が出現します。

後縦靭帯骨化症・黄色靭帯硬化症

椎体の後方の脊柱管内の前面、縦に走行する後縦靭帯が肥厚・骨化し、脊髄の前方から脊髄や神経根を圧迫する疾患です。手足の痺れや歩行障害などの症状が現れることがあります。

脊柱管狭窄症(頸椎・腰椎)

脊柱管が狭くなり、脊髄や神経根が圧迫された状態です。多くは腰痛に生じ腰痛や下肢の痺れ、間欠性跛行などの症状が特徴的です。
頸椎でも時に認められ、四肢のしびれ、筋力低下、歩行障害の原因となります。

椎間板ヘルニア(頸椎・腰椎)

椎間板が後方の脊柱管内に突出し、脊髄や神経を圧迫する疾患です。頸椎や腰椎で多く起こり、胸椎でも生じますが、腰椎で最もおこりやすい疾患です。頸椎の場合は首・肩の痛みや手の痺れ、腰椎で起きた場合は腰痛や下肢痛、痺れなどの症状が歩行時に増悪、休むと治るといった間欠性跛行が初期に現れます。進行すると常に下肢のしびれがあり、小刻みにしか足が進まず、長く歩くことが困難となります。

腰椎変性すべり症

加齢による椎間関節の変性、関節の隙が多くなって緩んで、上位椎体が下位椎体に対してずれる状態です。腰痛や下肢痛、間欠性跛行などの症状が見られます。

腰椎分離すべり症

脊椎の椎弓部が疲労骨折(分離)を起こし、若年者の腰痛の原因となります。骨折が偽関節となると体がずれた状態でとなり、腰痛だけでなく坐骨神経への影響も出現するようになります。広い年齢層で発症する可能性があります。

腰椎変性側弯症

加齢に伴い、脊椎が左右横方向に湾曲する状態です。腰痛や体幹のバランス障害などが症状として現れますが、脊柱管狭窄やヘルニアによる神経症状が出現しない場合は、多くが経過観察の適応です。

脊椎腫瘍

脊椎や脊髄に発生する良性または悪性の腫瘍(がん)です。発生部位に応じた局所的な痛みや神経症状、全身症状など、様々な症状が現れる可能性がありますが、症状が軽微な良性腫瘍の場合経過観察も適応ですが、大きな場合は手術による摘出が望ましいことが少なくありません。

脊椎先天性奇形

生まれつきの脊椎の形成異常です。脊柱の変形による姿勢の変化や神経症状など、様々な症状が現れることがあります。

骨粗鬆症

骨密度が低下して骨が脆くなり、骨折リスクが高まる疾患です。骨粗鬆症自体の症状はありませんが、尻餅などで圧迫骨折を生じやすくなります。また進行に伴って知らないうちに骨折を生じている場合もあります。それらの骨折の有無、骨折時期の診断にMRI検査は有用です。
損傷により、腰痛や身長の低下、姿勢の変化などが主な症状として現れます。

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