腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

こんな症状はありませんか?

  • 歩行時の足の痺れや痛み(間欠性跛行)
  • 長時間立っていられない
  • 腰痛や下肢痛
  • 足のだるさや冷感
  • など

腰部脊柱管狭窄症とは?

腰部脊柱管狭窄症とは?

腰部脊柱管狭窄症は、脊髄の下端の腰部脊柱管内で、脊髄神経の束となった馬尾神経が狭くなった脊柱管により、神経が圧迫され様々な下肢の症状を引き起こす疾患です。加齢に伴う脊柱の退行変性が原因で、中高年に多く見られ、高齢者の10人に1人ほどの割合で発症するとされています。

腰部脊柱管狭窄症の原因

腰部脊柱管狭窄症は、脊椎とその周辺組織の変性によって起こります。加齢による部分が殆どですが、以下の様々な要因が複合的に作用して、脊柱管の狭窄を引き起こします。

  • 加齢による脊椎とその周辺組織の変性:椎間板の変性、靭帯の肥厚、椎間関節の肥大など
  • 先天的要因:生まれつき脊柱管が狭い
  • 外傷:骨折や捻挫による脊柱の変形
  • 環境要因:重労働や不適切な姿勢の継続、生活習慣(肥満、喫煙、運動不足)
  • 他の脊椎疾患:脊椎すべり症、後縦靭帯骨化症など
  • など

腰部脊柱管狭窄症の検査

脊柱管狭窄症が疑われる場合、詳細な問診と専門的な神経学的診察に加え、MRI検査を行い診断します。下肢症状と思われても脳や頚髄由来のこともあり、神経学的診察は重要です。さらにレントゲン検査だけでは、神経の圧迫の有無、圧迫の原因疾患の診断はできません。MRI検査が、確定診断と的確な治療方針のために絶対に必要と言えます。

神経学的検査

下肢症状が脳、頚髄、胸髄、馬尾神経、末梢神経の由来かを判断します。

MRI検査

MRI検査が、腰部脊柱管狭窄症の診断には不可欠で、以下の点を評価します。神経や椎間板などの軟部組織は、レントゲンなどでは写りません。当クリニックでは、3テスラMRI装置を導入しており、従来の1.5テスラMRIと比較して、より鮮明で詳細な画像取得が可能です。

  • 脊柱管の狭窄の有無、程度
  • 神経の圧迫状態
  • 椎間板の変性、ヘルニア合併の有無
  • 靭帯の肥厚、骨化の有無
  • など

X線(レントゲン)検査

脊柱の並びや、変形性脊椎症の有無や程度、すべり症の有無と程度を評価します。

CT検査

レントゲン検査と同様、CTでは椎間板ヘルニアや神経の圧迫の様子は写りません。固定術を行い必要のあり場合など、手術方法を検討する際に骨性の狭窄や椎間関節の変性を詳細に評価します。

神経伝導速度検査

必要に応じて、神経伝導検査を行い、末梢神経障害の有無、合併の程度を客観的に評価します。

脊柱管狭窄症の治療

脊柱管狭窄症の治療方針は、先ずは薬剤治療です。悪くなったら困るから、の手術は必要ありません。手術については、症状の程度と治療経過、MRI画像での狭窄の程度、年齢、仕事や趣味、手術でよくなったら叶えたいこと、などを十分に聞いて、適応を判断します。

大阪市北区の梅田 脳・脊髄・神経クリニックでは、高性能MRI装置による精密な診断と、脳神経外科専門医による適切な診断・治療を行っています。手術を希望される場合は、当クリニックの関連病院に入院して頂き、豊富な手術経験を持つ当クリニック田辺理事長執刀による手術も可能です。脊柱管狭窄症が疑われる症状でお悩みの方長年脊柱管狭窄症で治療をされていて治らない方、あるいは手術を受けたあとも調子の悪い方も、是非当クリニックにご相談ください。

保存療法

症初期、あるいは症状が軽微で日常生活での支障が少ない方など、まずは薬剤による保存的治療を行います。薬剤治療で症状が改善する場合も多いです。

  • 薬物療法:神経血流改善剤、神経原性疼痛治療剤、消炎鎮痛剤、筋弛緩剤など
  • 理学療法:ストレッチ、筋力トレーニング、姿勢指導、生活指導
  • 神経ブロック注射:症状の強い場合、短期的緩解を望まれる場合に考慮(ペインクリニックへに依頼)
  • など

手術療法

保存的治療で改善が見られない場合や、進行して日常生活、仕事、趣味に支障のある状態が継続している場合、が適応となります。悪くなったら困るから、あるいは高齢になると手術ができなくなるから、の理由での手術は必要ありません。当院の田辺理事長が行う、顕微鏡下の小切開による低侵襲神経外科的手術では、90歳代でも安全な手術が可能です。

顕微鏡下椎弓開窓減圧術

狭窄症のある部位の正中棘突起上に4cmの皮膚切開をおき、棘突起の中央を削除しつつ脊柱管内に向かい、棘突起基部の椎弓の両内側を削除、500円玉大の間隙から肥厚した黄色靭帯を露出させてそれを除去することで、脊柱管の拡大、除圧が得られます。必要に応じてその前方にあるヘルニアを摘出したり、神経根の剥離を行います。手術時間は1時間半程度で、手術当日から座位、食事、翌日より歩行が可能で、最短術3日程度で退院します。多椎間の狭窄のある場合でも顕微鏡下に上下に展開を移動させることで、ほぼ同じ大きさの傷で手術を行います。

除圧固定術

不安定性が継続するすべり症を伴う場合は、上記の顕微鏡下椎弓開窓減圧術に加えて、椎体骨の間にチタン金属製のボックスケージを挿入、さらにチタン金属スクリューを椎弓に挿入して、すべり症のある椎体同士を顕微鏡下に固定します。術後の経過は、顕微鏡下開窓減圧術とほぼ同じで、手術時間は2時間程度となります。

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